わからないといいたい
質問をされたけど、ちょっとわかんないな、ってことがあると思います。こうした場合に使える表現を見ていきましょう。
ちょっとわかんないです
例えば、「彼はいつ戻ってきますか?」と聞かれたとしましょう。電話で「部長いますか?」「いません」「いつ戻ってきますか?」という流れや、上司がやってきて「ポールはどこに行った?」「お客さんのとこです」「いつ戻ってくる?」という流れなど、よくある流れです。もしわからなければ、次のように言えます。
sure は、「確かだ」とか「確信している」といった意味です。なので、 "I'm not sure." と言えば、「確信がないです=わかんないです」という意味になります。
「締め切りはいつ?」「わからないです」、「予算はいくら?」「わからないです」、「こういう資料を持ってる?」「わからないです」。「わからない」と言いたい場面ではよく使えます。
ただ、「わからない」で終わるのはよくありません。わからないなりにも、後に何かを付け加えたほうがいいでしょう。
使わない方がいい表現
学校では、「わからない」は "I don't know." で習ったかもしれません。これは、「知らないです」という意味で、ちょっときつい表現です。「興味がない」ととられるかもしれません。
例えば、「予算はいくらですか?」と聞かれて「知りません」と答えると、「この人、予算のことを知らなくて、よく仕事をしてるなぁ」とか「自分には関係ないと思ってるのかな」と思われてしまうかもしれません。 "I'm not sure." は、「確信が持てない」という意味なので、突き放してる印象は薄まります。
また、「わからない」を "I don't understand." と言いたくなるかもしれません。これが使えるかどうかは場面によります。直訳すると「理解していません」なので、意味が分かるかどうかの話をしているときにしか使いません。
「彼はいつ戻ってきますか?」は、理解する・しないの話ではないので、 "I don't understand." と答えるのは変です。一方、「彼の話はわかりましたか?」「わかりません」の文脈では使えます。理解が絡んでいる場面で使う点に注意しましょう。
ちなみに、「彼の話は分かりましたか?」に対して、「わかりません」と答えるときに、次のように sure を用いてることもできます。
「理解でいてるのか、自信がないです」位の意味です。「理解できてません」「わかりません」というよりも、少し柔らかくなりますね。 "I'm not sure." の方が、使いまわせる場面が多いです。